12/11 本物にふれる「うみ落語」(6年生)

 外江小学校に落語家の方が来てくださいました!「うみ落語」と銘打って境港市の小学校にお越しいただいたのは3年目で、今回初めて外江小に来てくださいました。

「柳家 権之助」さんという真打ち(落語の最高の資格をおもちの方)の落語家さんです。「権(ごん)ちゃあん」と6年生の掛け声で入場され、即席の高座の席でお話が始まりました。


 まずは、「落語を観たり聞いたりしたことがある?」と質問され、6年生は結構テレビなどで観たことがあるということでしたが、生の落語は初めてという子がほとんどです。
 「落ち」や「下げ」という話の最後に笑いを誘うところや小噺(こばなし)などを聞くにつれ、子どもたちもくすくす笑ったり「ああ、なるほど」とうなずいたりしていました。少しずつ権之助さんの話や所作に引き込まれていきます。

 落語家の資格や服装や小道具(手ぬぐいと扇子のみ)の紹介もありました。扇子を箸がわりに使って、そばを食べるしぐさを披露していただきました。そばや汁をすする音や動作を見ていると、本当に食べているようで、子どもたちは驚きの連続。声の強弱、表情、動き、上手下手(かみてしもて)に分かれた対話など、変化に富んだ話術と表現力で、子どもたちは大喜びでした。
二席(二つの演目)を披露していただきました。「転失気(てんしき)」「お菊の皿」という演目、とても分かりやすくおもしろいお話でした。
最後にサプライズ…外江小学校のアマチュア噺家?(担任)の世界一短い小噺「天国」の披露がありました。(師匠からの突然の無茶振りでしたが)しっかりと師匠と打ち合わせ!「あのよー(世)…」終わり…。
 寄席の後は、たくさん来ておられた報道メディアの方のインタビューに子どもたちがこたえていました。
師匠にばっちり覚えて暗記していた「寿限無」を聞いてもらっている児童もいました。プロの落語家さんに褒めてもらってご満悦です。
学校に色紙もプレゼントしてくださいました。
本物にふれる体験、身振り手振りと話術で聞く人を魅了する姿、言葉を大切にすることなど、貴重な体験をさせていただきました。子どもたちだけでなく、大人(教員)もとても楽しく学ぶことができました。
 権之助さん、ありがとうございました!また、外江小へお越しくださいね!


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